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放射線技師部門 各種検査のメニューです。
骨密度測定とは、X線を利用して、骨粗しょう症や他疾患によって減少する骨密度を測る検査です。
この検査は、骨塩を測定することにより、高齢化社会に伴う骨折の危険を予測し、適切な治療を行うことを目的としています。
当院の装置は、2つの異なるエネルギーのX線を用い、骨と軟組織(脂肪、筋肉等)を分離し、より正確なデータを得ることができます。
骨塩とは、骨内部にあるカルシウムなどのミネラルのことを示します。
そして、骨密度は、単位容積内のミネラル量を示したものです。
骨塩は、20~30歳代をピークに、40歳を過ぎる頃から、骨形成と骨吸収の絶妙なバランスが少しづつ崩れるようになり、減少していきます。
骨塩の減り方には男女差があり、女性は閉経期を迎える50歳代か急激に減り、70歳代には若いころの半分近くに、男性は80歳代で若いころの半分近くになってしまいます。
骨粗しょう症とは、「全身性に骨の量の減少と、骨の微細な構造の変化が起こり、骨の強度が低下し、骨折しやすい状態」と定義されています。
骨内のカルシウムが減少すると、骨がもろくなって、些細な行動でも骨折をしやすくなります。
骨塩検査は、骨粗しょう症の早期発見、早期治療を可能とする検査です。
自分の現在の骨密度を知るために、検査してみませんか?
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