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呉人工関節センター

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呉人工関節センターのご紹介

人工関節センター設立に関して

変形性関節症や関節リウマチなどによって傷んだ膝や股関節などを人工の関節に置き換える人工関節手術を当院ではこれまで多くの患者さんに対して行ってきました。近年患者さんの高齢化に伴い人工関節手術の件数は増える一方です。人工関節手術は患者さんの疼痛を軽減し日常生活動作を向上する上で非常に有効である反面、合併症の対策も重要です。そこで我々は人工関節手術に関して専門の医師、看護師、理学療法士、事務など各専門的分野の知識の充実と意志統一を行い、外来、術前評価、入院、合併症対策、手術、リハビリ、術後経過観察と一貫した体制を構築することにより、患者さんにより質の高い安全な医療を提供する目的で人工関節センターを設立しました。

当センターにおいてはNavigation system(コンピューター制御手術)、MIS(最小侵襲手術)、No skin suture(皮膚縫合なし)など最新の方法を導入し、リハビリにおいても術後極力疼痛をおさえたリハビリテーションを開発し、より良い結果となるよう独自の工夫を行っております。当センターでの治療によって皆さんの痛み、生活様式が改善することに少しでもお手伝いできれば幸いに思います。

人工膝関節置換術の説明

人工膝関節置換術

立ったり座ったり、歩いたり普段から膝はよく使われていますが、年齢に伴いすこしずつ傷んでしまうことがあります。膝が痛くなってしまいますと、日常生活がかなり制限されることとなります。薬や注射などの手術をしない治療である程度痛みを散らすことは出来ても限界があります。人工膝関節置換術はこれまでの治療では取れなかった膝の痛みを取るために開発された手術で、患者さんの傷んだ膝に代わって関節の働きをしてくれるものです。一般的に耐用年数は15~20年と言われているため、比較的高齢者に手術が勧められています。

手術方法

イメージ 手術方法

(1)
手術は膝の前面でお皿の上の皮膚を約10~14センチメートル切ります。
(2)
膝の変形状態をよく確認して専用の機械で骨の表面をけずっていきます。
(3)
患者さんのサイズに合った大きさの人工膝関節を金属製のスクリュー(ネジ)や骨セメント(最初は柔らかくて徐々に固くなる物質)で骨にしっかり固定して間に人工軟骨を入れます。
人口ひざ関節

写真 レントゲン 挿入インプラント

人工膝関節の利点・注意点

利点

写真 手術前と手術後

注意点

膝の動き

膝の動きは手術する前の膝の動きに大きく影響されますが、手術後のリハビリも重要となるため、専属のリハビリ担当者が指導いたします。

感染

人工関節を入れた膝に感染(化膿)が起きてしまうと治療が難しくなります。また状態によってはせっかく入れた人工関節を抜かなくてはならない場合もあります。そのため病院では感染予防として無菌手術室の使用、ヘルメット型無菌手術ガウン着用、抗生剤の予防投与などの対策を取っています。

ゆるみ

徐々に人工関節と骨の間にゆるみが起こる可能性があります。あくまでも人工の関節なので激しい衝撃を与えるような動きをすると早く傷めてしまいゆるみの原因となります。

摩耗(まもう)

長い年月の間に人工関節がすり減っていくことがあります。体重による負荷も摩耗の要因となるので長く持たせるためにも肥満に注意が必要です。

静脈血栓塞栓症(じょうみゃくけっせんそくせんしょう)

長い間動かない状態が続くと足への血のめぐりが悪くなり、血管に血のかたまり(血栓)ができてしまう場合がありこれを静脈血栓症といいます。ごくまれにこの血のかたまり(血栓)が肺の血管をつまらせることがあり、これを肺動脈血栓症(はいどうみゃくけっせんしょう)といいます。その場合急な胸の痛みや息苦しさが起こり、短時間で死に至ることもある恐ろしい状態となります。当院では予防として足のマッサージや、クーリング(冷やすこと)を使用していますが患者さんが行う足の運動が大変有効です。入院後指導いたしますので積極的に行ってください。

当人工関節センターの特色

感染症対策

2重扉のクリーンルームという清潔度の高い部屋で、手術用ヘルメットを装着した特別な手術着を着て手術を行うことにより感染症(傷にばい菌が入って化膿すること)の予防に取り組んでいます。

写真 2重扉の手術室入り口 ヘルメット型手術着 実際の手術風景

Navigation system(ナビゲーションシステム)による正確な手術手技の確立

手術前の計画、手術中の状態を特殊な装置を用いて計測して、患者さんにとって理想的な人工関節の設置を目指しています。(平成24年度正式導入予定)

写真 手術中のセンサーからの情報 解析装置 モニターにデータ表示

術中回収血(じゅつちゅうかいしゅうけつ)使用による無輸血手術

手術中に出た患者さんの血液を集めて洗浄したのちもう一度患者さんに戻すことにより、殆どの患者さんに輸血をすることなく手術を行っています。

写真 血液回収洗浄装置(セルセーバー)

非駆血下(ひくけつか)手術

足への血の流れを止めることなく出血する場所を特定しながら手術を行うことにより、術中、術後の出血を最小限とするように努めています。

No Drain,No Suture(ノードレーン、ノースーチャー)手術

術後の出血を体外に吸引するための管を入れない方法、また傷口を縫合することなく特別なボンドによって固定する方法を採用しており、手術翌日よりリハビリ、シャワー浴も可能です。

写真 No Drain,No Suture(ノードレーン、ノースーチャー)手術(通常の方法と当センターの方法の比較画像)

人工関節の機種選択

患者さんの年齢、体格、骨質、変形の度合い等様々な要因を検討して、複数の人工関節から患者さん一人一人に最も適していると思われる機種を選択しています。

写真 人工関節

人工関節カードの発行

人工関節手術では体内に金属を入れることになりますので、飛行機の搭乗やMRI検査の際に問題が生じる可能性があります。当センターではご希望の患者さんには人工関節が入っていることを証明するカードを作成しています(有料)

写真 人工関節カード

スタッフ紹介

氏名 職名・免許取得 専門医、認定医等 得意とする分野
ヤマサキ タクマ
山崎 琢磨
整形外科科長
リハビリテーション科科長
呉人工関節センター長
医学博士
平成7年
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病認定医
日本股関節学会認定股関節鏡技術認定取得医
日本整形外科学会認定スポーツ医
日本股関節学会評議員
日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会評議員
日本整形外科学会変形性股関節症診療ガイドライン委員
日本整形外科学会特発性大腿骨頭壊死症診療ガイドライン委員
難病指定医
整形外科一般
股関節外科

リハビリテーション科スタッフ

人工関節置換術を受ける方にとって、手術とその後のリハビリテーションがどのくらい痛いのかという点が最も不安なところでしょう。当センターでは、可能な限り苦痛のないリハビリテーションを提供すると共に、手術後の標準的なリハビリプログラムを踏まえ、ひとりひとりの患者様に最適なリハビリを提供し、高い治療効果を上げることを目指しています。
わたしたちは患者さんの回復をなによりの喜びとして、日々、技術・知識の研鑽に努めています。

写真 リハビリテーション科スタッフ集合写真

5A病棟スタッフ

当センターで手術を希望される方の入院は整形外科である5A病棟となります。アイシングマシーンという持続的な冷罨法の機械を使用し術後の痛みを軽減できるように、またCPMという機械を使用し病棟でもリハビリテーションがスムーズに行えるよう努めています。
当病棟での入院生活が安心して過ごせるよう、笑顔に退院できるようにスタッフ一同取り組んでいます。

写真 5A病棟スタッフ集合写真

外来診療日割表

呉人工関節センターは完全予約制で行っております。ご希望の場合は医療機関より事前に地域医療連携室を通じてご連絡下さい。

休診の場合がございますのでこちらでご確認ください。

診察時間 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
午前          
午後     山崎  

予約制(午後のみ) 山崎琢磨(股関節)

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