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甲状腺外科

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概要・特色

当院では2024年4月より甲状腺外科を新設いたしました。
甲状腺腫瘍(良性・悪性)、薬物治療でコントロール困難な甲状腺機能亢進症、副甲状腺腫瘍・過形成に対する手術加療を中心とした診療を行います。

診療内容・対象疾患

診療内容

診療は火曜日、木曜日の午後に完全予約制で行っています。
初診の方はかかりつけ医からの地域連携室を通した予約か、院内紹介が必要です。

対象疾患

甲状腺良性腫瘍

エコーでの経過観察を行います。4㎝以上の腫瘍、1年で3mm以上の増大を認める腫瘍、縦隔方向へ進展する腫瘍は良性でも手術加療を行います。血中サイログロブリン値が異常高値の場合も手術を考慮します。

甲状腺悪性腫瘍

乳頭癌、濾胞癌、髄様癌、未分化癌に区別されます。
日本では年間約19000人(人口10万人当たり約15人)が罹患し、約1900人が死亡しています。他の癌種より比較的進行が遅い乳頭癌が大部分を占めるため5年生存率は約95%と高くなっています。
腫瘍の組織型、病変部位や転移の状態により手術の術式を決定します。当院では胸骨切開による上縦隔郭清や咽喉頭の合併切除を要する症例にも対応可能です。

バセドウ病

自己抗体により甲状腺が刺激され、甲状腺ホルモンが過剰に分泌される病気です。
薬物治療でコントロール困難もしくは副作用により薬物治療の継続が困難な場合に手術加療(全摘)を行います。術後は抗甲状腺薬が不要となりますが、甲状腺ホルモンの内服継続が必要となります

副甲状腺腺腫・過形成

副甲状腺ホルモンは血中のカルシウムを調節しています。高カルシウム血症の原因が副甲状腺機能亢進によるものであれば手術加療を行います。症状がない場合も血清カルシウム値、骨病変、腎機能、年齢などを考慮して手術を検討します。腺腫であれば原因となっている1腺を摘出しますが、過形成であれば全摘が必要となります。

特色

外視鏡下頭頸部手術

 外視鏡は術野の外から術野を映す装置です。外視鏡は、太さによる画像の制限がなく、より高画質化した近年の画像装置の恩恵を十分に得ることが可能で、脳神経外科領域を中心に外視鏡下手術を行う施設が増加しています。
 頭頸部外科領域での導入は費用を中心とした課題により、あまり進んでいないのが現状ですが、2022年4月より当院では、頸部手術を中心に外視鏡下手術を開始しました。
術者・助手の両サイドに配置した大型モニターに外視鏡に装着した4Kカメラ画像を映し出すことで、拡大鮮明化した術野を観察でき、手術をより安全に行うことが可能となりました。
外視鏡下手術は切開創が小さい頸部手術により有用で、甲状腺手術はその代表的な手術となります。まず、術者は狭い術野をのぞき込むような姿勢から解放され、拡大・鮮明化された画像により、病変と周囲組織との境界や細かい血管の同定が容易となり、より安全な手術が可能となります。
 また、甲状腺手術で最も重要とされる反回神経の温存操作も、従来行っている神経刺激装置を併用することでより精密な操作を行うことが可能となります。助手も同様の姿勢から解放され、同じ視野をモニター下に得ることが可能となり、より円滑に術者のサポートを行うことが可能になりました。
また、直介看護師や手術室内のスタッフが術野を供覧できることにより、より円滑な手術サポートやスタッフ教育という面でも大きな効果が得られることになります。
 当院では手術室内画像ならびに鏡視下・顕微鏡下画像は他の手術室内や管理室でも閲覧可能で、並列手術下でも部屋を移動することなく手術状況を把握することも可能となりました。

甲状腺外科

手術件数

年度 2021年 2022年 2023年
甲状腺 良性腫瘍 37 26 18
悪性腫瘍 11 15 13
バセドウ病 1 0 1
副甲状腺 1 4 4

スタッフ紹介

氏名 職名・免許取得 専門医、認定医等 得意とする分野
サメシマ カツヨシ
鮫島 克佳
甲状腺外科科長
平成25年
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医 耳鼻咽喉科一般
アオキ カズマ
青木 一真
甲状腺外科医師
平成31年
  耳鼻咽喉科一般

外来診療日割表

診察時間 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
午後 13:30~
16:00
  鮫島 手術日 青木 手術日

完全予約制

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