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当科は1984年に開設以来、長年呉地域の皆様の心臓手術を手がけて参りました。開設以来心掛けている事は、患者様への最高レベルの医療を地元でお届けするという事です。
呉市は65歳以上の人口が全体の28%を超える全国一の超高齢化地域です。われわれは高齢者の心臓手術を多数手がけており、その経験にもとづいてそれぞれの患者様に最善な手術を行います。
呉地区の心臓病医療のさらなる向上をはかるため当院では、循環器内科、心臓血管外科、救命救急センターが連携し『呉心臓センター』を平成16年11月から開設いたしました。24時間心臓専門医師が迅速に対応し救命率の向上を目指すと共に質の高い医療を提供します。
外来診療では、かかりつけ医師、循環器内科医師からの紹介患者、手術後の患者を主に診療しています。入院診療では、手術あるいは外科的処置の必要な患者の診療を行い、早期退院、社会復帰をお手伝いします。代表的な手術と疾患は以下の通りです。
狭心症や心筋梗塞の冠動脈疾患にたいしてカテーテル治療が安全に行われるようになっていますが、治療に抵抗性、あるいは適応外のために外科的治療が必要になることがあります。冠動脈バイパス術(CABG)はそういった患者に行われる手術です。当科では人工心肺を使用しない『体にやさしい』心拍動下オフポンプ冠動脈バイパス術を第一選択とし、高齢者や併存症のある患者にも安心して手術が受けていただけるように努めています。
近年、高齢者の弁膜症患者が増えており、今までに適切な手術を受けておられない方が見うけられます。入退院を繰り返し、生活の質(QOL)が低下し死期を早めることになります。QOLを向上させ予後を改善させることが手術の目的です。『自己弁を温存する手術手技 』や新しい人工弁により、術後のQOLは飛躍的に向上しています。 通常心臓手術は胸に20センチメートル以上の皮膚切開が必要ですが、当科では、 症例によっては7センチメートルの皮膚切開 『低侵襲手術』 で行っています。また弁膜症患者に多い心房細動にたいしてもメイズ手術の追加により80%の患者が治癒しています。
さらに痛みの軽減や美容面での向上を目指して、最近では右側の乳房下を約6~8センチメートル切開することによる低侵襲手術を行っています。この方法によると、女性の場合は乳房の下に傷が隠れるためまったく目立ちません。また胸骨を切開しないため出血が少ない、創部の治癒も早い、早期の社会復帰が可能であるなどのメリットがあります。
当院では大動脈瘤に対する治療法として、国内で最も実績のある大阪大学心臓血管外科の協力のもとに血管内治療(ステントグラフト内挿術)を行っています。従来の開腹手術にくらべて負担が少なく、早期の社会復帰が可能です。
手術を迷われている方、不安のある方、他の病院の手術内容を知りたい方は、 現在かかりつけの主治医に当院でのセカンドオピニオンを申し出て下さい。 呉医療センターでの手術をご希望の方は、紹介受診(セカンドオピニオンの必要はありません)を主治医に申し出て下さい。
氏名 | 職名・免許取得 | 専門医、認定医等 | 得意とする分野 |
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![]() 今井 克彦 |
心臓センター部長 心臓血管外科科長 広島大学医学部客員教授 広島大学医学部臨床教授 医学博士 平成3年卒 |
日本外科学会専門医・指導医 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医・修練指導者 日本循環器学会専門医 日本不整脈心電学会認定不整脈専門医 ICD/CRT研修終了者 TAVI認定術者 リード抜去術認定術者 日本胸部外科学会認定医 |
心臓血管外科(成人、全般) 不整脈外科 心臓植込み電子デバイス 弁膜症 心不全 |
※ 午後の診察は完全予約制となっています。
※ 休診の場合がございますのでこちらでご確認ください。
診察時間 | 月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 |
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午前 | 今井 | 今井 | |||
午後 | 今井 |
※ 手術日:全日 月・水曜日
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