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リハビリテーション科 関連部門のメニューです。
「作業療法士」は、「理学療法士」「言語聴覚士」とともに国家資格を有したリハビリテーションの専門職です。当院には13名の作業療法士が在籍し、そのうち10名が身体障害領域、2名が精神障害領域に従事しています。
当院の作業療法部門の特徴は、急性期病院であるため、発症後まもない重症の患者さんが多いこと、もうひとつは、緩和ケア病棟・精神科病棟もあるため、体(身体障害領域)だけでなく心(精神障害領域)のケアを必要とされる方も多いことです。
発症後、できるだけ早期からリハビリテーションを行うことが機能回復を左右するといわれています。まだご自分では動けない状態の方でも、ベッド上から診療を開始します。意識障害のある場合や、まだ全身状態の安定しない場合のリハビリテーションは、主治医や看護師、他のリハビリテーションスタッフとの連携を密にし、情報交換を行いながら慎重に実施しています。
脳血管リハビリテーションでは、“急性期病院”として脳出血・脳梗塞等の患者さんに入院早期からリハビリテーションを行います。自分で寝起きして、食事・トイレ・着替え・洗面など基本的な動作ができるように練習します。麻痺した手足の回復を促す運動をしたり、座る・立つなどの基本的な動作の練習を繰り返し行います。元の生活(仕事)に戻れるように、家事の練習や仕事内容に応じた練習も行います。必要な方には自助具の紹介や、リハビリテーション機器(意思伝達装置)のお試し利用なども行っています。ほとんどの患者様が“回復期病院”に転院されますが、退院されて元気な顔を見せに来て下さることもあり、スタッフの励みになっています。
不慮のけがをされたお子さん、転倒の多いご年配の方まで幅広く対応しています。退院された後も元の生活(仕事)に戻られるまで約1~3か月間は通院していただくこともあります。
入浴や更衣動作など息切れ感を感じやすい動作に対して、楽に行える動作や呼吸方法の練習を行います。また、ご自宅での生活に向けて、無理なく生活できる環境づくりのアドバイスも行っています。
患者さんの生活が有意義となるよう、ご希望に沿って行います。
2006年度より精神科病棟(50床)で『精神科作業療法』を開始しています。対象としてはうつ病の患者さんが多く、休養と活動のバランスをとりながら回復段階に応じたプログラムを提供しています。 2010年度からは外来患者さんを対象としたグループを開始しました。入院中から継続して、また外来通院日にあわせて参加していただけます。患者さんが地域で生活を続けられるように支援を続けています。
様々な作業・活動を通して、日常生活の悩みやストレスに対処したり、地域生活を安心して送るための準備をする治療です。グループで行っていますので、他の患者さんやスタッフと一緒に過ごして対人関係を持つことも大切なリハビリテーションです。
月曜 | 火曜 | 水曜 | 木曜 | 金曜 | |
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午前 | 外来グループ | 外来グループ | 入院グループ | 外来グループ | 外来グループ |
午後 | 入院グループ | 入院グループ | 入院グループ | 入院グループ | |
個人活動・セミナー活動 |
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