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2010年3月から、厚生労働省「チーム医療の推進に関する検討会」から「医師の指示の下で特定の医行為を実施することができる看護職」についての提案がなされ診療看護師の育成が開始されました。2014年6月に保健師助産師看護師法が改正され、2015年10月より「特定行為に係る看護師の研修制度」が施行となりました。
私達は看護師として、救急医療・集中治療、外科領域で経験を積み、その中で患者さんにもっと寄り添い治療に参加していくために、治療戦略の構築や実際の治療行為を行うため更なる医学的知識の習得が必要だと思いました。そこで、クリティカル領域の育成を開始した大学院に進学しました。大学院では、基礎医学・臨床医学を学び実際に医師に指導を受けながら実習も行ってまいりました。大学院卒業後、より専門的知識を深めるため、各科の医師指導の元で1年間のローテンション研修を行い、現在当院では2013年に1名、2015年に1名、計2名の診療看護師が救急医療・集中治療を中心に活動を行っています。
実際のJNPの活動を少しご紹介します。救命センターや救急外来では初療における診察・検査など診断までの過程や初期対応・治療の実地研修、集中治療室では重篤な患者さんの病態を日々医師と検討し治療に参加します。
呼吸器管理が必要な患者さんには呼吸器装着中から早期離脱を目標に主治医をはじめ、看護師、臨床工学技師、リハビリ、栄養士等と目標を定めチームで介入することで装着期間を短く離床がスムーズに行えるように様々な角度から患者さんを捉え介入しています。
活動の中で、特定行為を行うのみに留まらず、特定行為の必要性の判断、および行った特定行為を評価しどう診療に生かせるのかを考えて、患者さんの療養の質を高められるよう活動を行っています。
患者さんに安全な医療を提供するために、JNPとして自分にできる範囲を見極めタイムリーに医師に相談し連携・協働することが重要だと考えています。
看護師として培ってきた素養を基盤に、改めて学んだ医学的な視点で患者さんの全体像を多角的にとらえ医師や看護師をはじめ他の医療従事者と協働し、患者さんにより安全・的確な医療を提供できるように、チームの一員としてフットワーク軽く活動することが目標です。どうぞよろしくお願い致します。
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