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消化器内科

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概要・特色

消化器内科とは、消化管、肝胆膵疾患を対象とした診療科です。
当科では、それぞれの良性及び悪性疾患に対して、積極的な治療を行っています。

診療内容・対象疾患

対象疾患

食道、胃、腸のほか肝臓、胆のう、すい臓など普通お腹といわれる臓器の病気を扱います。がんが中心となりますが、良性の病気も同じような症状を示すのでその区別をすることが何よりも重要です。お腹の病気が疑われた時にはきちんと検査をして区別をしなければなりません。消化器内科では正確な診断と最先端の治療を行うことを心掛けています。
消化器疾患の診断と治療にはまず内視鏡(上部、下部消化管内視鏡、腹腔鏡)を利用します。内視鏡で直接病変を観察し、組織の一部を採取して顕微鏡による病理検査(生検)を行って初めて正確な診断ができます。がんであっても小さな病変の場合は内視鏡で観察しながら切除し、薬剤を病変に直接注入して治療を行うことができますが、出血を伴う方法ですので繊細な注意を払いながら行っています。消化器内科でのこのような治療が不可能な場合は外科(消化器外科)に手術をして貰うことになります。
スタッフはそれぞれの専門分野を受け持っています。肝臓は、高野、河野(博)医師が担当し、消化管(食道、胃、小腸、大腸)を桑井、楠、田丸医師が、胆のう・すい臓を山口(厚)医師がそれぞれ担当していますが、複雑な病気の場合には相談しながら診療を進めています。

治療方法のご紹介

Zenker憩室に対する内視鏡治療

Zenker憩室は咽頭と食道の間にできる袋で、大きくなると食事が飲み込めなくなり、咳や食物の逆流などの症状をきたします。Zenker憩室に対する治療はこれまで外科手術が行われてきましたが、近年欧米で内視鏡(いわゆる胃カメラ)を用いた憩室隔壁切開術が開発されました。この治療法は、体に負担が少なく、しかも手術と同等の治療成績が得られるとして注目されています。当院で2018年にこの治療法を国内で初めて導入し、本邦初の成功例として報告しています。そして、2020年7月には、この治療法を「先進医療」として施行できる施設として、厚生労働省の承認第一号を受けています(現在、2施設が承認されています)。このことは、中国新聞でも大きく取り上げられました。当院では2021年9月までに7例を経験し、全例で良好な成績が得られています。Zenker憩室は比較的稀な疾患であるため認知度は低く、たとえ診断されても手術しか治療がないと考え経過観察される症例もこれまではありました。しかし、この新しい内視鏡治療が普及すれば多くの患者さんの利益になることが期待されます。

Zenker憩室は咽頭食道後壁に発生します。内視鏡治療では、食道と憩室の間にある輪状咽頭筋よりなる隔壁を切開することで通過障害を軽減します。
(出典)桑井寿雄ら、日本消化器内視鏡学会雑誌, 2021; 63(2): 223-235.

(出典)2021年3月3日、中国新聞 朝刊

早期消化器癌に対する内視鏡治療

当院は中国がんセンターとしての役目もあり、早期癌の内視鏡治療には特に力を入れています。中でも内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)という治療法で、これまで多くの症例を治療しています。ESDは高周波ナイフという専用の処置具を用いることで、大きな病変でもお腹を切ることなく内視鏡で摘除することができます。しかし、その分高度な技術が必要な治療法です。当院のESDの特徴は、確実性・安全性の高いハサミ型ナイフを使用することで、これまで良好な治療成績をあげており、国内外の学会でも報告しています。特に難易度の高い大腸腫瘍に対するESDでは、ハサミ型ナイフを用いてこれまでに500例以上経験し、一括切除率98.9%、穿孔0.2%と非常に良好な成績が得られています。当院はハサミ型ナイフを用いたESD症例数が全国トップレベルであることから、2019年にはNHK総合テレビの「プロフェッショナル-仕事の流儀」にも出演し、治療風景が放送されました。

2019年NHK総合テレビ「プロフェッショナル-仕事の流儀」で、当院でのハサミ型ナイフを用いたESDの治療風景が放送されました。

内視鏡的大腸ステント留置術

大腸癌が進行すると腸を塞いで閉塞性大腸癌になることがあります。この状態をほっておくと便が通らないのでどんどん腸が張れて最悪の場合は破裂してしまいます。この閉塞性大腸癌に対し、これまでは緊急手術で人工肛門を作って腸の張れを解除するのが一般的でしたが、2012年に内視鏡を用いて閉塞部にトンネル(金属製のステント)を作る治療法(内視鏡的大腸ステント留置術)が承認されました。この内視鏡的大腸ステント留置術は、体に負担のかからない低侵襲で、減圧治療効果も高い有用な治療法として広まってきています。当院では全国に先駆けて保険収載後国内2例目(西日本では初)の内視鏡的大腸ステント留置術を施行してから2021年9月までに200例以上治療しています。その経験数は全国でもトップレベルで、全国組織である大腸ステント安全手技研究会のコアメンバーです。このため新規ステント開発にも携わっており、一般使用に先駆けて最新の機器を使用することも可能となっています。当院では欧米のガイドライン作成者などとのネットワークで世界レベルの最新の知見に基づく治療を行っております。

大腸ステント留置術のイメージ
(出典)大腸ステント安全手技研究会ホームページ

(A)横行結腸進行癌の内視鏡画像。癌により大腸が閉塞しています。(B)ステントを留置して閉塞を解除。(C)ステント留置後のレントゲン画像。→は癌による狭窄部。
(出典)Miyasako Y, Kuwai T, et al. Newly developed self-expandable Niti-S MD colonic metal stent for malignant colonic obstruction. World J Gastrointest Surg. 2020 Apr 27;12(4):138-148.

炎症性腸疾患の診療

炎症性腸疾患 (IBD)は長期間にわたり下痢、腹痛、血便の症状をきたす若年者に多い病気です。IBDは主に潰瘍性大腸炎とクローン病の二つに分けられ、いずれも日本では患者数が増加しています。IBDの画像検査では、カプセル内視鏡、バルーン内視鏡、MRエンテログラフィーなどが近年登場し、小腸をこれまでよりも詳しく観察できるようになりました。また、内視鏡と同じぐらい正確に重症度を判定できる便や血液の検査も開発されています。当院ではこれらの最新の機器や検査をすべて取り入れてIBDの診療を行っています。
 またIBDの治療では、近年新しい薬剤が次々と開発されその選択肢が飛躍的に増えています。当院ではさらに新しい保険収載前の薬を用いた世界共同治験にも積極的に参加していますので、もし今の治療法でなかなかコントロールが難しい場合には一度ご相談ください。薬剤治療以外にも血球成分除去療法や難治例に対する外科手術などの治療もあり、他科とも協力して治療を行っています。このように近年急速に進歩し多様化しているIBD診療に対応するために、当院では2019年より専門外来を開設しています。IBD外来では最新の全世界のIBD研究の知見をもとに、患者さんに分かりやすく説明し納得していただける治療を目指します。

潰瘍性大腸炎の内視鏡画像。(左)治療前は粘膜にびらんや潰瘍を認めていましたが、(右)薬物治療によって正常粘膜にまで改善し、その後も良好な状態が維持できています。

膵胆道疾患の診療

  1. 総胆管結石や閉塞性黄疸の治療
    通常は内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)を用いた処置で治療を行っています。術後再建腸管症例などでは、ダブルバルーン内視鏡を用いたERCP(DB-ERCP)や経皮経肝的胆道ドレナージ(PTCDやPTGBD)の手技を併用して治療を行っています。
  2. 膵胆道疾患の診断
    胆道腫瘍、胆道狭窄、膵腫瘍(膵癌、膵内分泌腫瘍、腫瘤形成性膵炎など)の診断にも力を入れています。CT, MRCP, ソナゾイドEUS, プリモビストMRI, PET-CTに加えて、ERCP, 内視鏡的経鼻膵管/胆管ドレナージ(ENPD/ENBD), そして超音波内視鏡下穿刺吸引術(EUS-FNA)を用いて診断を行っております。
  3. 切除不能膵癌・胆道癌の治療
    切除不能膵癌の場合は当科で抗がん剤治療を行っています。mFORFIRINOX, GEM+nab-PTX, S-1, GEM, LipoCPT-11+LV+5FUを使用しています。希望の方には、BRCA, MSIの測定、遺伝子パネル検査への提出を行い、治療の選択肢を探しています。
    胆道癌においては、GEM+CDDP, S-1を主に使用しています。希望者には、MSI、遺伝子パネル検査を行い治療の選択肢を探しています。膵癌、胆道癌ともに抗がん剤が著効し手術療法へ移行できることもあります。
  2018年 2019年 2020年
上部消化管内視鏡検査 4,555症例 4,776症例 4,553症例
上部EMR 14症例 12症例 15症例
上部ESD 120症例 139症例 131症例
下部内視鏡検査 2,781症例 3,054症例 2,630症例
下部ポリペクトミー 598症例 1,069症例 1,032症例
下部EMR 398症例 375症例 282症例
下部ESD 60症例 87症例 80症例
ERCP 489症例 551症例 568症例
カプセル内視鏡 41症例 46症例 53症例
バルーン内視鏡 10症例 16症例 18症例

スタッフ紹介

氏名 職名・免許取得 専門医、認定医等 得意とする分野
コウノ ヒロシ
髙野 弘嗣
副院長
地域医療連携部長
入退院支援センター部長
消化器内科科長
広島大学医学部臨床教授
医学博士
昭和59年
日本内科学会認定内科医
日本肝臓学会専門医・指導医
日本消化器病学会専門医・指導医
広島大学医学部臨床教授
肝臓病、ウイルス性肝炎
コウノ ヒロタカ
河野 博孝
消化器内科医長
地域医療連携室長
肝臓内科医長
平成5年
日本内科学会認定内科医
日本消化器病学会専門医
日本肝臓学会専門医
肝臓病
消化器内科一般
クワイ トシオ
桑井 寿雄
消化器内科医長
内視鏡センター長
副臨床研究部長
臨床研修センター部長補佐
低侵襲がん治療研究室長
医学博士
平成7年
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化管学会胃腸科専門医
消化管(食道・胃・小腸・大腸)
ヤマグチ アツシ
山口 厚
消化器内科医長
医学博士
平成8年
日本内科学会認定内科医
日本消化器内視鏡学会専門医
日本消化器病学会専門医
日本肝臓学会専門医
日本胆道学会認定指導医
日本膵臓学会認定指導医
胆・膵疾患
クスノキ リュウサク
楠 龍策
消化器内科医長
医学博士
平成15年
日本内科学会総合内科専門医
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医
消化管
タマル ユヅル
田丸 弓弦
消化器内科医師
医学博士
平成20年
日本内科学会認定内科医、総合内科専門医
日本消化器病学会専門医・指導医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本消化管学会胃腸科認定医、専門医、指導医
消化管(食道・胃・大腸)
ミズモト タケシ
水本 健
消化器内科医師
医学博士
平成21年
日本消化器病学会専門医
日本消化器内視鏡学会専門医・指導医
日本内科学会認定内科医
消化器内科一般
フルヤ ナオ
古谷 奈緒
消化器内科医師
平成28年
日本内科学会内科専門医 消化器内科一般
ハマダ タクロウ
濵田 拓郎
消化器内科医師
平成30年
  消化器一般
スガタ シュウヘイ
菅田 修平
消化器内科医師
平成31年
  消化器内科一般
カトウ ナオヒロ
加藤 尚宏
消化器内科医師
令和2年
  消化器内科一般

外来診療日割表

午後の診察は完全予約制となっています。

休診の場合がございますのでこちらでご確認ください。

消化器内科一般
診察時間 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
午前 桑井
濵田

山口(厚)
菅田
田丸
水元 山口(厚)
加藤
午後   山口(厚)     山口(厚)
古谷

火・金 山口厚Dr(胆・膵)

PEGの増設、交換はレジデント

肝臓
診察時間 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
午前 河野 髙野 河野 髙野  
午後 河野 髙野 河野 髙野  
内視鏡治療外来
診察時間 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
午前         桑井
午後          
炎症性腸疾患外来
診察時間 月曜 火曜 水曜 木曜 金曜
午前        
午後          

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