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内視鏡手術支援ロボット ダヴィンチXiについて

令和5年11月3日に手術支援ロボット ダヴィンチXiが搬入され、12月から始動致しました。外科手術は従来、術者の手を腹部に挿入して行う、開腹術を基本としておりました。それが、1990年代後半から腹腔鏡手術に徐々に置き換わるようになりました。腹腔鏡手術は、腹部に数カ所穴を開けて、お腹の中を二酸化炭素で膨らませて空間を確保し、内視鏡を挿入して、内視鏡でお腹の中を見ながら、別の穴から特殊な手術器具を挿入して手術を行うもので、お腹を大きく切開しないため、患者さんにとっては術後の疼痛が軽く、回復も早い、また、お腹の圧を二酸化炭素で高くするため、出血量が少なくて済む、などの利点があるものの、導入当初は手が使えないため、非常に難しく、時間もかかっておりました。そのため、多くの外科系医師達は、腹腔鏡手術は一部の特殊な人がする術式で、基本は開腹術、と考えておりました。しかし、医療機器の発展は凄まじく、腹腔鏡用の手術器具が次々と開発され、2000年から2015年頃までには従来の開腹術は著明に減少し、腹腔鏡手術全盛期となりました。ところが医療技術の進歩はこれに留まらず、さらに手術支援ロボットが開発されました。腹腔鏡手術は患者さんに優しい、優れた術式なのですが、お腹の中で縫合する技術はかなり高度なもので、腹腔鏡下前立腺全摘除術や腹腔鏡下腎部分切除術の様な術中に臓器を縫合する術式に関しては、熟練した医師でないと困難で、習熟に長い年数が必要でした。ところが手術支援ロボットは、この熟練した外科医の技を、より容易に行えるように出来る機器です。もちろん、手術支援ロボットさえあれば、良い手術が出来る、と言う訳ではありませんが、上達が早くなることは間違い無いと思われます。今後は、今まで培った開腹術や腹腔鏡手術の熟練の技をロボット支援手術に活かして、より多くの呉市民及び呉市周辺の方々の健康を支えたいと考えております。

副院長 繁田正信

ダヴィンチ

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