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防災訓練を行いました。

防災訓練を終えて

■看護学校 防災班リーダー 51回生 森田 章嗣
学校の防災訓練として、5月7日に避難訓練、5月11日に火災訓練がありました。
避難訓練は、1年生が、学校の避難経路を確認し、学校の3階非常口から、非常階段から2階へ下りました。2階の非常口では、備え付けられた避難はしごの使用方法を学び、実際にはしごを使って避難場所に避難しました。

学生の訓練状況は、怪我もなく皆無事に避難できましたが、各人の訓練に対する意識が低く、必要な報告や行動が遅く、私語等もありました。訓練の目的は実際に避難しなければならない状況に陥った際にスムーズに避難できるように方法を把握しておくことです。これは自分たちの命を守るための訓練であり、真剣に取り組むべきものです。人間は、いざという時、慣れていないことに直面すると頭で分かっていても行動に移すことができません。しかしその状況を想定して、訓練しておくことで行動ができます。そのための訓練でした。

私は、この訓練の教訓から、4日後にある防災訓練では各人が訓練の意図を確実に理解して、真に有意義な訓練になるよう真剣に取り組もうという意識が高まりました。

火災訓練では、1年生から3年生の全学年で火災の発生を想定し避難訓練を行いました。前回のはしご訓練と比較すると、とてもスムーズに避難することができたと思います。

さらに、この火災訓練では呉市消防局の職員の方に指導していただき、消火器及び消火栓の使用方法を学び、実際に消火方法を実施しました。火災が発生した際にたじろいで何もできないようなことは絶対に嫌だったため、自分が真っ先に消火活動を行うことができるように真剣に取り組みました。他の学生も同じ気持ちでとても真剣に取り組んでいました。その結果消火器も消火栓も迷いなく使用できるという自信がつきました。消火活動は自らの命だけでなく他の人の命を守ることにつながっていきます。学生全員が消火及び避難要領を心得ていることで多くの命が救われます。そういった意味で今回の防災訓練はとても有意義なものとなりました。

今回の避難訓練及び火災訓練を終えて、学生全体の防災意識が大きく高まったと思います。次回の訓練でも今回の気持ちを忘れることなく真剣に取り組みたいと思っています。

一人一人が安心、安全に学業に臨める呉看護学校を作っていくためにも日頃から防災に対する意識を強く持ち、いつ何があっても落ち着いて対応できる看護学生を目指していきたいです。